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    ダルマダースの『インド講座』

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    中国から見た 東シナ海 南シナ海 インド洋

    2016 - 08/24 [Wed] - 06:51

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    この「逆さ地図」を見れば明らかなように、チャイナ(中華人民共和国)が太平洋に進出しようとするには、まず東シナ海か南シナ海に出る必要がある。日本列島や台湾、フィリピン諸島、ボルネオ島、マレー半島は、中国と太平洋を遮る「自然の擁壁」になっている。



    ユーラシア大陸の東側を占めるチャイナ(中華人民共和国)は、地政学的にも、歴史的にも、内陸国家であった。北からの異民族侵入を防ぐために壮大な「万里の長城」を建設したり、コミュニスト・チャイナ(中華人民共和国)が成立すると真っ先に、チベットやウイグル・東トルキスタンに侵攻し、これらの地域を領有した。フロンティア開拓は、中央アジア、シルクロードの道であったり、何度も大陸を南進してベトナムに侵攻した歴史がある。

    世界第二位の経済大国として、その実力にふさわしい「世界国家」を自負するに及んで、チャイナ(中華人民共和国)が求めるのは、監視制約のない海洋進出の出口である。それは、ユーラシア大陸の巨大国家ロシアが、伝統的に不凍港を求めてしきりに海岸部に進出してくるのと同じである。

    逆さ地図600

    中国が「世界経済の主役」として、海洋覇権を握ろうとしたとき、時はすでに遅く、日本や台湾、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシアが、東シナ海や南シナ海の「制海権」を握ってしまっていた。物理的に、これらの諸国の列島があり半島があり、諸島があり環礁があって、中国の海洋進出のための出口をふさいでいるし、さらにこれらの諸国の背後には、アメリカ合衆国軍が、「海洋覇権の王者」として、海上輸送、海洋航行の監視をしている、という現実がある。

    互恵的協力ではなく、戦略的優位の獲得
    チャイナ(中華人民共和国)には、現在の世界秩序に同調・協調して、他国と共存していくのではなく、自分が世界秩序の覇者になって、最大限の自国の利益を得ようとする意図があると思われる。いわば、新興企業が、現状を打破し、自社こそが現状を支配する覇者になり、自国の流儀・スタイル・システムによって、世界を再秩序化することで、自社にとって最大の利益を上げようと意気込んでいるのと同じ感覚だろう。それだけチャイナ(中華人民共和国)は、新しい国なのだ。

    そんなチャイナ(中華人民共和国)は、東シナ海、南シナ海の紛争に挑んでいるのと時を同じくして、ミャンマのマデイ島・チャオピュー港を確保して、昆明や重慶との間の石油パイプラインを完成させている。

    あるいは、パキスタンのグワダル港を租借して経済特区として開発し、パキスタンを縦断し、カラコルム山脈を横断して、チャイナ最西部の都市カシュガルとつながる「経済回廊」を建設中である。この経済回廊中、カシュガルからパキスタンの首都イスラマバードまでの「カラコルム・ハイウェー」建設は、AIIB(アジアインフラ投資銀行)とアジア開発銀行(ADB)との協調融資第一号案件になっている。

    これら、チャオピュー港とグワダル港は、マラッカ海峡、南シナ海を経由しないで、中国本土がインド洋と結ばれる、チャイナ(中華人民共和国)にとっては、真の「核心的利益」であると言える。

    ■ ミャンマとチャイナとを結ぶパイプラインの完成 ■

    石油用 2016年完成
    ガス用 2013年完成

    中東からやってくる石油やガスを、マラッカ海峡、南シナ海を経由しないで、中国南部昆明や重慶に送る石油ガスパイプライン。全長 2402 キロメートル(ミャンマ部分:771キロ、チャイナ部分:1631キロ)。供給開始によって、昆明には、年間1000万トン級の石油精製工場が建設されている。運ばれてくる原油の一部はミャンマ国向けにも供給される。ミャンマは、パイプラインの安全管理をすることによって、チャイナに対する安全保障にも役立つ。

    マデイ島 30万トン級石油タンカーが接岸可能な、積降しターミナル港
    チャオピュー

    チャイナは、チャオピューから昆明への鉄道路線を建設するプロジェクトも決定している。

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